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UJIターン体験談(重清信夫さん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年2月1日更新

豊かな自然と暖かな風土に惹かれて

サラリーマンからの思い切った転身。

重清さん

【農業】流通企業の会社員(大阪)→イチゴ農家(防府)

重清 信夫(しげきよ のぶお)さん

防府市大道地区切畑在住
しげきよ農園(イチゴ農園)を経営
2002年に大阪からIターン

[取材日:2011年5月30日]

防府市大道地区切畑。ここは防府市の西部に位置し、北はとなりの市に隣接する開けた山間の地域だ。ビニールハウスが多く立ち並ぶのどかな山間の地域の一角に重清さんが営む「しげきよ農園」はある。

重清さんは、明るい笑顔が印象的なとても気さくな方だ。ここへ来る前は物流関係の企業でサラリーマンとして働き、全国を転々としてきた。そんなサラリーマン生活を送っていたある時期、転勤で山口県へ来ることになった。「山口県は、豊かな自然や温暖な気候に恵まれ、そして暮らしている人たちも穏やか。そんな場所でゆっくりとした生活ができたらいいなと思ったのがきっかけで、田舎と農業に興味をもちました。」と話す重清さん。初めは定年後に農業を始めるつもりだったそうだが、新しく農業を始められた方の現地見学会に数回足を運び、そこで「自分も挑戦したい。」という思いがだんだん強くなったとのこと。そして、奥様の実家もあり、新しく就農される方の支援制度も確立している山口県へのIターンを思い切って定年前に決意されたそうだ。

ゼロからのスタート。相談できる窓口がカギ。

農業を新しく始める人は、必ずと言っていいほど農地の確保という困難につきまとわれる。法律で規制があるうえに、見ず知らずの人に対しては、農地を貸そうと言ってくれる人がなかなか見つからないからだ。「新たに農業を始めたいと思っている人は多いと思うけど、何から始めていいか分からないという人がほとんど。そういう人たちのために、相談に乗ってくれる窓口や経済的な支援をしてくれるところがとても重要だと思う。」と話す重清さん。そのお話からは、いちご農園を始めるまでに大変な苦労をされたことが分かる。

重清さんは、大阪で全国農業会議所の就農相談会に参加されたあと就農を決意。山口県のやまぐち農林振興公社の就農支援相談窓口に相談に行き、JAで2年間の研修を積んだ。そして、新規就農候補者としての認定をもらい、同公社の農地斡旋などの就農サポートを受け、2003年から現在の場所でいちご農園を始めた。今年で8年目になる。

しげきよ農園のビニールハウスビニールハウスの様子

大変なこともあったけど、今は毎日充実しています。

「今の生活は、農業を始める前に思い描いていた生活にだんだんと近づいてきているんですよ。」と笑顔で話す重清さん。いちごの収穫は、だいたい12月から6月にかけて行われるが、7月から11月にかけても苗の育成などを行うので、年中大忙しだ。現在は、「紅ほっぺ」や「やよいひめ」という品種をメインに栽培しているが、直接卸す販売先を開拓する過程で、納品先の需要に応えるために、手がける品種の数がどんどん増えていったそうだ。重清さんの様子からは、毎日とても充実した生活を送っていることがうかがえる。重清さんが作ったいちごは、直接卸しているだけでなく、農園近くの直販所でも買うことができる。

また最近では、農園の敷地内に、地元の障害者施設や総合支援学校の方のためのビニールハウスを建てて、いちご作りの技術的なサポートも行っている。「社会経験の手助けなどが少しでもできれば良いと思い。今後も、このような形で地域にいろいろと関わっていきたい。」との想いがあるからだ。

「防府は自然が適度にあって、気候も温暖。電車の駅もあり道路も整備されている。また、車で20~30分も行けば買い物にも行ける。生活にそんなに不便を感じないですし、寂しい思いをすることもない。とてもIターンに適している場所だとう。」と防府の魅力を語る重清さん。同業者同士はライバルかもしれないが、「ぜひどんどん防府に来て欲しいと思っているし、そういう人たちと一緒に農業をやりたい。」と意欲満々だ。現在では、山口県の新規就農サポーターも務めている。「自分が苦労したからこそ、経験したことをこれから新たに農業を始める方のために活かしていきたい。」という重清さん。

新しく農業を始める人にとっては、とても心強い味方になるはずだ。

重清さんが作ったいちご

☆重清さんのあしあとはこちら[PDFファイル/91KB]]