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UJIターン体験談(臼井大和さん)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年2月1日更新

地域の活性化に取り組み、地域とともに歩むボランティアグループの代表

この地域をもっと盛り上げる活動をしていきたい。

臼井大和さん【その他】会社員(県内各地)→ボランティアグループ代表(防府)

臼井 大和(うすい ひろかず)さん

防府市富海(とのみ)地区在住
ボランティアグループ『琴音の風』代表
県内各地や県外での転勤後、定年退職を機にUターン

[取材日:2011年6月29日]

防府市中心市街地から県道58号線を東へまっすぐ進んでいくと、右手に澄んだ青い海ときれいな砂浜が目に飛び込んでくる。そこは防府市富海(とのみ)地区。防府市を代表する海水浴場の1つがあり、毎年夏になると浜辺は海水浴を楽しむお客さんでにぎわう。さらにその浜辺を少し抜けたところを北に曲がれば、富海の名所「琴音の滝」に通じる遊歩道の入り口に辿り着くことができる。この琴音の滝周辺でボランティア活動を行っているのが、ボランティアグループ『琴音の風』だ。琴音の風では、琴音庵と名づけた古民家を活動の拠点とし、ここでいろいろなアイデアを温めているそうだ。

その琴音の風で代表を務めるのは、この富海で青年時代の一時期を過ごし富海のことをよく知る臼井さんだ。臼井さんはとても活動的な方だ。ボランティア活動を行いながら地元の民生委員なども務めておられ、忙しい毎日を送っているとのこと。また臼井さんは、熱い心の持ち主でもある。「ここに住んでいるからには、この地域に貢献していきたいし、この地域をどんどん盛り上げていきたい。」と話す臼井さん。そのために、琴音の風では、休耕地の活用や合鴨農法の実施など年間を通して様々な活動を行っている。そんな臼井さんに、ここでの暮らしぶりについて尋ねてみると、「田舎は虫との闘いですね(笑)。」と笑いながら楽しい返事が返ってきた。ユーモアのセンスも抜群だ。

ボランティアグループの誕生、そして地域の名所の復活へ。

臼井さんは山口県内の農業高校と農業大学校を卒業された。これが農業との出会いであり、学校を卒業した後は生まれ育った徳山(現周南市)を離れ、ご両親と一緒に防府に移り住み、現在の場所で鶏の飼育やみかんの栽培などの農業をされていたそうだ。そして、27歳のとき、青年海外協力隊に参加し、東南アジアのラオスに行かれた。この経験が臼井さんのアクティブなボランティア精神にさらなる磨きをかけたのかもしれない。

帰国後は農業を辞め、山口県内の企業で会社員として働かれていたそうだ。会社員時代は、県内各地や県外をいろいろと転勤で渡り歩き、61歳のときに退職。そして、Uターンして再び防府市富海に戻ってきたそうだ。

防府に戻ってきてみると、青年団で一緒に活動していた昔の仲間たちをはじめ、多くの昔の仲間たちがまだ今もこの富海で暮らしているということがわかった。そこで、この昔の仲間たちで集まり、「この地域のために何かできないだろうか」という想いが一つになって生まれたのが、ボランティアグループ『琴音の風』なのだそうだ。
渡り橋

大切なのは挑戦する気持ちを持ち続けること。

2007年に琴音の風を結成したのち、琴音の滝に通じる遊歩道の整備を開始し、滝付近にある老朽化した休憩所の建て替えも行った。そして見事に、琴音の滝を地域の名所として、再び光を当てることに成功した。また、倒木の伐採など滝周辺の清掃や整備の活動も継続して行っている。近年では琴音の滝の遊歩道から大平山に通じる登山道を新設したり、案内看板の設置も行い、さらに、そば打ち体験など地域の方との交流活動も精力的に行っているそうだ。
また、これらの活動を通して、ボランティア活動のための資金集めの手法にもいろいろと精通するようになったとのこと。

「自ら学び取ろうとする気持ち、自らやろうとする気持ちが大切。がむしゃらに頑張るという姿勢があれば、周りの人もいろいろと力になってくれる。」と話す臼井さん。“いつまでも挑戦し続ける”というアクティブな臼井さんの信念が伝わってくる。「今後は、見晴台に植樹をするなどしてきれいに整備し、琴音の滝周辺を森林セラピーというコンセプトでどんどんアピールしていきたい。また、富海の海を見ながら楽しむコンサートなども開催できるとおもしろい。」と話す臼井さん。
今後の活動についても、とても意欲的だ。昔と変わらず、アクティブな臼井さんの信念は健在だ。

琴音の滝の休憩所散策道
☆臼井さんのあしあとはこちら[PDFファイル/114KB]

インフォメーション

臼井さんのブログ
『琴音の風とともに』

琴音の風の活動を中心に、日々の出来事が綴られています。

⇒「http://lohas.soreccha.jp/」(2011年7月29日現在)

※「琴音の滝」の名前の由来は、一説には、伊藤博文、井上馨が1864年イギリス留学から帰国した際、上陸した場所がこの富海であり、その後2人は何度かこの地を訪れており、この地にあった滝を琴音の滝と名づけたとも言い伝えられていることからきている。(ブログ「琴音の風とともに」から一部引用)