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エヒメアヤメ自生南限地帯(西浦)一般開放のお知らせ

更新日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

令和6年エヒメアヤメ自生南限地帯一般開放

日時

令和6年4月6日(土曜日)~4月15日(月曜日)

9時~17時(入場は16時30分まで)

エヒメアヤメ画像

エヒメアヤメ

エヒメアヤメは中国東北部、朝鮮半島を中心に分布しているアヤメ科の多年草で、4月から5月にかけて青紫色の花が咲きます。花の直径は4cm前後、茎の長さは10cm前後、葉の長さは開花時に15~20cmの小型のアヤメです。
明治時代に愛媛県で発見、報告されたことからエヒメアヤメと呼ばれるようになりましたが、別名を誰故草(タレユエソウ)ともいい、地方によってはヒメアヤメ、イッスンショウブなどの呼び名もあります。
エヒメアヤメの種子は鳥や風に運ばれることはまれで、地面に落ちるのみで生育の範囲はゆっくりと広がります。したがって日本と中国、朝鮮半島それぞれにエヒメアヤメが自生しているということは、これらの地域が遠い昔に陸続きだったことを示しており、植物学的資料として重要な存在です。

西浦のエヒメアヤメ自生南限地帯

防府市大字西浦の自生地は、下関市(旧豊浦町:山口県)、三原市(広島県)、松山市(旧北条市:愛媛県)、佐賀市(佐賀県)、小林市(宮崎県)の自生地とともに、「エヒメアヤメ自生南限地帯」として、国の天然記念物に指定されています(指定:大正14年10月8日)。
エヒメアヤメは近年、環境の変化など様々な原因により数が減少し、各地のエヒメアヤメの自生地では、エヒメアヤメの保護に関する様々な取り組みが行われています。
防府市の指定地でも一時数が減少しましたが、指定地内の雑草の刈り取りを実施するなど、多くの方々の努力により、現在約1,700株が自生しています。

見学時の注意点

  • 自生地内には急斜面の場所があり、転倒の恐れがあります。動きやすい服装とすべりにくい靴でお越しください。
  • 自生地内は禁煙・飲食禁止です。
  • 自生地内にペットを連れて入らないでください。ただし、盲導犬などの補助犬は除きます。
  • 自生地内の植物は一切持ち帰らないでください。 
  • 熱があるなど体調がすぐれない時は、見学を御遠慮ください。
  • 見学時は、他の見学者の方と一定の距離(互いに手を伸ばして届かない程度)を保ってください。

自生地への案内

山陽自動車道

  • (周南方面から)防府東インター下車
  • (小郡方面から)防府西インター下車

バスでお越しの場合
いずれもJR防府駅みなと口から

  • 防長交通バス中浦行き乗車、終点「中浦」下車後徒歩15分
  • 防長交通バス小茅行き乗車、「上条」下車後徒歩10分
自生地臨時駐車場地図
車は約20台駐車できます。