ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

児童虐待防止

印刷用ページを表示する 掲載日:2011年1月1日更新

~聞こえますか?子どもの、親の、心の叫び~

近頃、子どもへの虐待のニュースが目立つようになり大きな社会問題になっています。

虐待は、子どもの健やかな成長・発達を損ない、子ども人権を侵害する深刻な問題です。

このたび、「地域ぐるみで子どもを育てる」という観点から、市民の皆さんと一緒にこの問題を考えてみたいと思います。

虐待の相談処理件数

 「子どもの虐待」ってどんなもの?

身体的虐待

 からだに傷を負わせたり、生命に危険のあるような行為をする。

養育の拒否・怠慢(ネグレクト)

適切な衣食住の世話をしない。健康状態を損なうような放置をする。

心理的虐待

ひどい言葉で子どもを傷つけたり、極端な無視をしたりする。

性的虐待

性的ないたずらをしたり、性的に利用したり、性的関係を強要する。

虐待としつけの違い

子どもも、親も、「本当は誰かに気づいて欲しい」と、心で叫んでいるのです。

しつけとしては、ひどすぎると感じられたり、繰り返し継続的に行われている場合は、「虐待」と考えてよいと思います。

「虐待かどうか」にこだわるよりも、その子どもや家庭が、今何か援助を求めているのではないかと考えることが大切です。

気づいたときはどうしたらいいの?

育児不安や子育てのストレスは、子どもの虐待を起こしやすくします。気になる家庭や子どもに気づいたときや、自分自身がこのような不安を抱えていると感じたときには、迷わずに身近な機関に相談しましょう。

迷わずご相談ください

気づいても「違っていたらどしよう」とか「後々面倒なことになる」と、相談をためらうことがあります。

虐待であるかどうかは、相談を受けた機関が判断します。

また、相談を受けた関係機関には秘密を守ることが義務づけられていますので、相談者の情報を他者に教えることはありません。

「皆さんの一報が、苦しんでいる家庭を救う一歩になるのです。」

あなたの身近な相談機関(電話番号一覧)

「子どもの虐待」の早期発見のために

虐待を受けている子どもたちは、自分から「助けて」とはなかなか言えません。けれども周りの人が目を向ければ、ちょっとしたサインが見えることがあります。皆さんの温かい視線で、子どもたちのSOSをキャッチしましょう。

子どもの状況~このような子どもを見ませんか?~

  • 季節にそぐわない服装や、汚れたままの衣服を着ているなど、親から十分な世話を受けていない。
  • 顔や手足が汚れていることが多く、不健康な状態が続いている。
  • 不自然な外傷(打撲、火傷など)が見られる。
  • 親といると、おどおどする。
  • 表情が乏しく,元気がない。受け答えが少ない。
  • 年下や弱いものに対して攻撃的で乱暴な言動が見られる。
  • 夜遅くまで外で遊び、家に帰りたがらない。
  • 理由もなく学校を休んでいる。

保護者・家庭の状況~このような家庭がありませんか?~

  • 子どもをひどく叱ったり、限度を超えた体罰を加えている。
  • 子どもを叱る声やひどい泣き声、物音が続く。
  • 子どもへの関わり方に不自然なものがある。(極端な拒否や放任、密着しすぎ、自己流の偏った育児観など)
  • 子どもの健康状態に関心が低く、けがや病気の時に適切な対応をしていない。
  • 食事や掃除、洗濯など、子どもの世話をしていない。
  • 近所付き合いが乏しく、孤立状態にある。

※定義や程度をあまり厳密に考えず、必要な場合には相談機関にご連絡ください。

相談後の援助の進め方 

子どもの虐待という問題を解決していくためには、個人の力だけでは限界があります。相談を受けた専門機関は、関係機関と連携して援助活動チームを作ります。援助活動チームは、家族が安定した関係を取り戻し、地域社会の中で孤立することなく生活していける事を目的とし、家庭訪問やカウンセリング等を通して、家族の援助を進めます。

例えば、気になる家族(虐待)の通報があれば、内容を確認します。

その後関係機関との連携・情報収集を行い、緊急性の判断をします。

緊急性が高い場合

  • 子どもの安全の確保(入院、一時保護等)

緊急性が高くない場合

  • 援助の計画を立てる(援助活動チームの結成)

方針を決定した後、援助(親子のケア)をしていきます。

援助の方針・内容

  1. 親との信頼関係を作ります。(悩みを聞いたり、辛い気持ちを理解します。)
  2. 問題の解消・軽減化を図る援助をします。(育児負担の軽減や心理的ケア、経済的安定などを図るための援助を行います。)
  3. 子どもが安心して生活できる場所を確保します。(子どもにとって、物理的にも心理的にも安心して過ごせる場所を確保します。)
  4. 子どもと生活の場での関わりを大切にします。(保育所や学校等において、保育士や教員等が根気強く温かい態度で接し、時間をかけて心の安らぎを取り戻していきます。)
  5. 個別に適切な援助方法を検討します。(総合的に家族の状況を把握し、援助活動チームと地域が協力しながら援助していきます。)

子どもの虐待を防ぐために・・・今、あなたができること

子どもの健やかな成長を阻む「児童虐待」は起こってはなりません。児童虐待を防ぐために、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。

地域ぐるみの子育て支援

子育て中の親が、地域で孤立しないように、困難を自分たちだけで抱え込まないよう、地域の皆さんが理解し支えることが大切です。

不安定になりやすい家族への援助

子どもはそれぞれに個性を持って生まれてきます。生まれたばかりの赤ちゃんのいる家庭や、「手のかかる」「育てにくい」子どもを抱えて子育てに苦労している家庭などには、周囲の温かい理解と見守りが必要です。一歩進んだ手助けやアドバイスなど、あなたの子育ての経験が役に立つかもしれません。

「気づく」こと、そして「相談」

子どもの虐待は、家庭という密室内のできごとであるだけに、周囲の人が気づかないという問題があります。しかし、子どものいる家庭を周囲が温かく見守ることにより、「SOSのサイン」に気づき、信頼できる身近な機関へ「相談する」ことでその家庭を虐待から救うことができます。

 ※地域で暮らす人々が、見守り、支援することは、児童虐待防止の大きな力になります。

子育ての家庭に理解と見守りと支援を気になる親子を見かけたら、まず相談・・・