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三田尻塩田産業記念公園塩作り「煎熬(せんごう)」

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月1日更新

塩作り「煎ごう」の行程

煎ごう作業は、「かん水のろ過」、「煎ごう」、「にがり除去」に大別されます。
煎ごうとは「かん水」を釜で焚き上げる作業のことで、水分が取り除かれ結晶となって、初めて塩の姿になります。
塩ができると、よく乾燥させ、計量して包装しました。

釜を焚きつけて温まったら、温め釜のかん水を釜に入れて煮つめます。
温め釜には、ろ過したかん水を順次、補充しておきます。
1回釜を焚き上げて、塩ができるまで約2時間40分を要しました。

せんごう作業

かん水のろ過

かん水は大壷から釜屋内の「漉しおけ(こしおけ)」に送られ、ろ過されます。
ろ過されたかん水は、釜の塩道上にある「温め釜(ぬるめがま)」に入れ、温められました。

ぬるめがま

釜は最初、小さい石を並べ「漆喰(しっくい)」で固めた石釜でしたが1900年頃から鉄釜になり、燃料も千葉(せんば)・大束(だいそく)といった松葉や松の割木から、1778年以後は石炭を使用するようになりました。
復元した釜はステンレス製で、燃料にはガスを使用しており、20パーセントのかん水を200リットル入れて煮ると約41キログラムの塩の結晶が採れます。

復元釜

釜の配置図

にがり除去

焚きあがった塩はドロドロの状態なので「塩かご」に取り入れ、塩に含まれている「にがり」を除去します。
釜屋内にある「居出場(いだしば)」に移し、さらに一昼夜乾燥させます。
その後、別棟の塩納屋で十日から二週間乾燥させ、「かます」に入れ、縄をかけて包装します。

三田尻塩

釜屋の煙突(登録有形文化財旧越中屋釜屋煙突)

高さ12.5メートル、頂上の周囲4.2メートル、内径43センチメートルの石造り煙突です。
かん水を塩釜で長い時間、高温で煮つめるために大きな煙突が必要でした。
現存している煙突は、石釜に使っていた石を利用してつくったもので、大変貴重なものです。

釜屋の煙突