重要文化財 工芸品
ぼんしょう
梵鐘  1口
所有: 宗教法人 防府天満宮
所在: 防府市松崎町
指定: 昭和37年(1962)2月2日

 
 この梵鐘は、筑前国油山天福禅寺(ちくぜんのくにゆざんてんぷくぜんじ)(福岡市)の鐘として、文応(ぶんおう)2年(1261)に鋳工沙祢生蓮(しゃみしょうれん)によって鋳造されたものである。防府天満宮には奉納された所伝はないが、大内氏の筑前支配と関わりを示すものと推定されている。
 総高128.2cm、鋳銅製である。上帯(じょうたい)・下帯(かたい)・草(くさ)の間(ま)も素文(そもん)で、特に装飾的なところはないが、竜頭(りゅうず)の仕上げは精巧で、乳(ちち)もたくましく、袈裟襷(けさだすき)の隆線もきっちりとし、その姿は整然としている。池(いけ)の間(ま)4区のうち2区に銘文19行185字を鋳出している。
 この鐘は規矩(きく)整い、鋳技(ちゅうぎ)が優れ、形姿も堂々とし、鎌倉時代の特徴をよく示した優作である。
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