国宝 書跡
しきりょこうほんぎだいきゅう
史記呂后本紀第九  1巻
所有: 公益財団法人 毛利報公会
所在: 防府市多々良
指定: 昭和27年(1952)11月22日

 
 縦28.5cm、全長645.4cm。「史記」は前漢(ぜんかん)の歴史家司馬遷(しばせん)による歴史書である。呂后本紀は12ある本紀のひとつで、前漢の初代皇帝高祖(こうそ)(劉邦(りゅうほう))の皇后である呂后が高祖の死後3人の皇帝の世で権力を握って勢力を振るい、彼女の死後文帝(ぶんてい)が立つまでの様子を記述している。
 本書は「史記」の写本の中で書写の年代が明らかな最古のものである。毛利氏の祖である大江氏に伝わったもので、延久(えんきゅう)5年(1073)に大江家国(いえくに)が書写・点合・受訓し、康和(こうわ)3年(1101)家行(いえゆき)が別本により照合、建久(けんきゅう)7年(1196)時通(ときみち)が加筆している。
 仮名と、仮名を点で表した乎古止(をこと)点と呼ばれる朱色の点が打たれており、文書博士の家系であった大江家の訓法を今日に伝える訓点資料として貴重である。
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