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光化学オキシダントに関する情報を掲載しています
光化学オキシダントとは
工場や自動車から排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)などが、太陽の強い紫外線を受けることで光化学反応を起こし、オゾンやパーオキシアセチルナイトレート(PAN)などの酸化性物質に変質したものの総称です。
発生時期
4月から10月にかけ、「日差しが強く」、「気温が高く」、「風の弱い」日に発生しやすいとされています。
健康被害について
光化学オキシダントは、粘膜を刺激するため「目がチカチカする」、「のどが痛い」などの症状を起こします。また、頭痛・吐き気・息苦しいなどの症状が出ることもあります。
緊急時の措置について
山口県では、大気汚染防止法第23条に基づき、光化学オキシダント等の濃度上昇による大気汚染および被害発生防止のため「山口県大気汚染緊急時措置要綱」を策定しています。これに沿って、事業者および一般市民の方への協力、周知を図ります。
発令基準と内容について
一般市民の方へ周知を図る発令基準と、発令内容については下記のとおりです。
情報等の種類 | 発令基準 | 内容 |
---|---|---|
情報 | 1時間値が0.10ppm以上0.12ppm未満で、気象条件からみて継続すると認められる場合。 | 被害発生の可能性がある「注意報」以上になる前の予防的発令です。一般の方の対応は不要です。 |
特別情報 | 1時間値が0.12ppm未満であっても、オキシダント類似の大気汚染により、現に被害が発生した場合。 | 「注意報」の発令前に被害が発生し、気象条件からみて継続・拡大すると認められる場合に発令されます。 |
注意報 | 1時間値が0.12ppm以上0.40ppm未満で、気象条件からみて継続すると認められる場合。 | 被害発生に注意する必要があります。 |
警報 | 1時間値が0.40ppm以上で、気象条件からみて継続すると認められる場合。 | 被害発生に特に注意する必要があります。 |
発令されたときの対応について
「特別情報」「注意報」「警報」が発令された場合は、下記事項を参考に行動しましょう。
●過激な運動は中止しましょう。
●できるだけ屋内へ退避しましょう。
●眼、のど、鼻などに刺激や痛みを感じた時は、洗眼やうがいをして安静にしましょう。
●症状のひどい時は、医師(眼科、耳鼻咽喉科等)に相談しましょう。
発令状況の公表について
防府市内の光化学オキシダント濃度については、「防府市役所」設置の大気観測局で測定し、「山口県の大気環境の状況」のページにて時報や日報を公表しています。また、情報等の発令状況についても確認することができます。なお、ホームページ以外にも、テレフォンサービスや発令情報メール配信サービスもあります。
関連リンク
※ 防府市内の状況を確認したい場合は、測定局「防府市役所」をご覧ください。