ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 文化財課 > 市庁舎敷地遺跡の現地説明会を開催しました

本文

市庁舎敷地遺跡の現地説明会を開催しました

更新日:2021年2月19日更新 印刷ページ表示

 1月30日(土曜日)、前日と当日の天気に恵まれるなかで、市役所で行っている発掘調査(市庁舎敷地遺跡第1次発掘調査)の現地説明会を開催しました。新型コロナウィルス感染防止のため、「原則、市内在住・通勤・通学」の方を対象とし、各回70名程度に制限して2回に分けて開催しました。

約120名の方にご来場いただきました。 

調査成果

 現在の調査区では、前の調査区の成果も併せて、以下のことがわかりました。

 

1 平安時代末から鎌倉時代初めころの大型掘立柱建物を発見

 廂のある建物が柱筋をそろえて2棟立ち並んでいたことがわかりました。また、2棟の建物の間隔は0.8mと狭いことから1棟の大型の建物の可能性があります。この場合、同時期の建物では県内でも最大級の規模を誇ります。出土した土師器の埦などから建物の存続時期は短いことがわかりました。

 

2 大量の木材を含む流路を発見

 調査区南側では、幅8.3mを超える流路が見つかりました。この流路からは大量の木材が出土しており、水の勢いを調整したり、流路を埋めるために置かれた可能性があります。

 

3 当時の自然環境を把握

 流路は砂と泥が何度も重なって堆積しており、水が勢いよく流れている時と緩やかに流れている時を繰り返していたことがわかりました。また、出土した木材の樹種には、マツ・クリ・サクラなどがあり、当時の山辺に生えていたと考えています。

 

 調査地は、佐波川の氾濫原に近い不安定な場所に立地しており、流路に置かれた大量の木材から土地を利用するための技術工夫がうかがえます。現段階では建物がどのような施設であったか明らかではありませんが、建物の規模から有力者の居館であった可能性があります。また、不安定な土地に短期間でも立地するのは、佐波川に近い場所である必要があったと考えられ、佐波川を利用した水上交通に関連する施設であった可能性もあります。

 

なお、現地説明会資料は下記にありますので、ご入用の方はダウンロードください。

謎多き建物発見

検出した掘立柱建物の説明をしている

実際に建物が建っていた場所を歩く

実際に遺構が見つかっている調査区を参加者が歩いている

出土した土器たち

出土した土器を並べている

調査場所

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)