令和4年度に自衛隊防府北基地へ第2宇宙作戦隊が新編されます

防衛省は、宇宙空間の状況を常時継続的に監視するなど、平時から有事までのあらゆる段階において宇宙利用の優位性を確保し得るよう、令和2年度に宇宙作戦隊を府中基地に新編し、令和3年度中には、部隊の体制を強化するため、宇宙作戦群（仮称）を新編することとしています。
また、令和4年度においては、SSA（※1）運用を開始するため、宇宙作戦隊を整理することとしており、その中で電磁妨害状況把握装置（※2）の運用態勢を構築するため、第2宇宙作戦隊（仮称）を防府北基地へ新編（約20名増）することとしています。
第2宇宙作戦隊は、電磁妨害状況把握装置を運用し、日本の人工衛星に対する電磁妨害状況等を把握する部隊です。
なお、当該装置により受発信される電波については、衛星放送などの民間で使用している電波と同程度の強度のものであり、また運用に当たっては、国内法令を遵守し、人体を含む周囲への影響がないよう行われます。

※1　SSA（Space Situational Awareness）：宇宙状況監視
※2　日本の人工衛星に対する電波妨害状況を把握するための装備品