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学公連携事業(平成24年度)

更新日:2013年5月10日更新 印刷ページ表示

山口県立大学との連携事業について

平成24年度 研究事業の概要を紹介します。

  1. 共同研究事業に係る課題
    地域在住高齢者の介護予防に関する生活習慣等の調査研究

    【目的】
    近年、歯・口腔の健康づくりは、生活習慣病の予防や介護予防に寄与することが報告されている。高齢者が要介護状態となる要因には、閉じこもりや低栄養状態、口腔機能の低下等がある。
    そこで、地域在住の高齢者の食生活や口腔機能、口腔内の免疫機能等を調査し、上気道感染症(風邪やインフルエンザ等)や要介護状態の予防となる食生活や生活習慣を明らかにし、健康寿命の延伸に繋がる提案を行うことを目的とする。
    対象者は、市内のサロン6か所(東須賀・鋳物師・石が口・開出・沖高井・新前町)を利用する高齢者。 

    【調査方法】
    ・口腔粘膜免疫(唾液中の分泌型免疫グロブリンAの測定)
    ・口腔機能(咀嚼能力)
    ・介護予防体力測定(握力・Tug値)
    ・食事調査(半定量食物摂取頻度調査:Bdhq)
    ・うつ調査(老人用うつ尺度短縮版:Sgds)
    ・生活習慣調査
    ・体組成測定(身長・体重・体脂肪率・筋肉量等)
    上記を、面接調査により実施。

    【調査期間】
    7月 アンケート調査実施
    9月 体力等測定調査実施
    3月 調査対象者へ個別に結果を報告
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  2. 受託研究事業に係る課題
    「だれもがワンボラ」運動マスコットキャラクター(トレードマーク)のデザイン

    【目的】
    平成23年3月、防府市と防府市社会福祉協議会とが協働して「防府市地域福祉計画・防府市地域福祉活動計画」を策定した。
    その計画の推進に係る取り組みの1つとして、住民のボランティアへの関心を高め、誰もが背伸びせず気軽にできる範囲のボランティア活動を1つでもしてほしいという意味を込め、「だれもがワンボラ」という合言葉の啓発運動を実施することとしている。
    具体的には、広報紙やチラシ等にボランティアの情報を掲載する際に、この「だれもがワンボラ」というキャッチコピーを付記するというものであるが、キャッチコピーのみでは、インパクトが薄く、見た人の記憶に残らないのも事実である。
    そこで、この運動のマスコットキャラクター(トレードマーク)をデザインしていただき、キャッチコピーと併せて使用することで、同運動の推進を図っていく。

    【作品発表会】
    本研究を受託された国際文化学部文化創造学科の小橋先生のゼミでは、学生が自分で調べた防府市のイメージを基に、それぞれ1~3案のマスコットキャラクターを作成しました。
    最初は、ゼミ内の学生同士で作品の高評会を行い、それぞれの作品に対するアドバイスや意見を参考に、各自、デザインを洗練しました。
    2回目の作品高評会では、市の担当者も招待され、デザインの創作意図やキャラクターのプロフィールなどの説明が行われ、最終デザインとして報告されました。
    最終的に、マスコットキャラクター16件、トレードマーク2件の成果品が提出されました。

    eiunsou
    英雲荘で説明を聞く学生(調査)

    【作品決定】
    平成25年2月23日から3月3日までの間、ルルサス防府において、マスコットを決定するための人気投票を行った結果、「だれもがワンボラ運動の」キャラクターは『つぼみちゃん』に決まりました。
    たくさんの方に投票していただきました。ありがとうございました。

    tsubomi
    『つぼみちゃん』
    「キャラクタープロフィール」
    梅から生まれた妖精つぼみちゃん。
    みんなの笑顔がつぼみちゃんの元気の源。
    つぼみが花を咲かせ実になるように、一人一人の活動が実を結ぶよう毎日ボランティア活動を広めるお手伝いをしています。

    「制作意図」
    防府の木である梅をモチーフに体は梅の実を、耳は梅の花のつぼみをイメージして制作しました。
    一人一人が行うことで実を結ぶボランティアを小さなつぼみが花となり実になる梅に重ね、小さなことからでもボランティア活動を始めようという思いを込めています。