ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > こども相談支援課 > 百日咳に注意しましょう

本文

百日咳に注意しましょう

更新日:2025年6月9日更新 印刷ページ表示
百日咳の患者が県内で継続的に報告されています。

百日咳は大人では軽い症状の場合が多く、気付かないうちに蔓延する可能性があります。特に、乳児が感染すると重症化する恐れがあるため、早期の診断・治療が重要です。

百日咳とは

百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作を特徴とする急性の気道感染症です。
百日咳は、いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。乳児期早期から罹患する可能性があり、特に新生児や乳児期早期では重症となり、肺炎、脳症を合併しまれに死に至ることもあります。

感染経路

鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染や、感染者と接触したりすることによる接触感染です。

主な症状

経過は3期に分けられ、約2~3か月で回復するとされています。

1.カタル期(約2週間)
風邪症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。

2.痙咳(けいがい)期(カタル期のあとに2~3週間)
次第に特徴的な発作性けいれん性の咳(短い咳が連続的に起こる、息を吸うときにヒューヒューとした音がする)となります。年齢が小さいほど症状は多様で、乳児期早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ(顔色や唇の色、爪の色が紫色に見える)、けいれん、呼吸停止となることがあります。そのため、特に乳児では注意が必要です。

3.回復期
激しい発作は次第に減り、2~3週間で認められなくなります。大人の百日咳では咳が長期にわたって持続しますが、典型的な発作性の咳を示すことはなく、やがて回復に向かいます。

予防のために

【予防接種】
百日咳のワクチンは5種混合ワクチンとして、生後2か月から接種できます。
まだ接種がお済みでない方は早めに接種しましょう!

【早めの受診】
症状から感染が疑われる場合は、速やかに受診し、治療をしましょう。

【咳エチケット】
周りに感染を広げないためにも、咳エチケットに心がけましょう。症状があるときは、マスクを着用し、咳・くしゃみをするときはティッシュ等で口や鼻を覆い、周りの人から顔を背けてしぶきをかけないようにしましょう。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)