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COPDを知っていますか?
更新日:2025年4月1日更新
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COPDを知っていますか?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)ってどんな病気?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、たばこの煙を主とする肺に有害な物質を長期に吸うことにより、肺の動きが低下する病気です。
空気の通り道である肺の気管支や酸素を取り込む肺胞で炎症が続き、気管支が狭くなったり、肺胞の壁が壊れます。
一度壊れてしまった肺は、元の健康な状態には戻りません。(従来の慢性気管支炎や肺気腫が含まれます。)
日本でのCOPDの推定患者数は530万人以上です。しかし、治療を受けているのは約26万人で、95%の人は治療を受けていません。
原因は?
50~80%程度にたばこの煙が関与し、喫煙者では20~50%がCOPDを発症するとされます。喫煙だけでなく、遺伝的因子、感染、大気汚染、幼少児期の問題なども原因として挙げられます。
COPDになると?
肺の機能が低下して十分な酸素を取り込めなくなり、息切れやせき・たんが多く出たり、呼吸をするときにゼーゼーと音が出たりします。
治療しないでいると、肺機能は徐々に損なわれ、最後には自分で呼吸ができなくなります。
あなたはCOPD?
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COPD危険度チェックリスト [PDFファイル/913KB]
早期発見・早期治療が大切です!
COPDの予防と治療の基本は禁煙です。その他、薬物療法や運動療法などで、肺機能をできるだけ保ち、病気の進行を遅らせることができたり、症状を和らげたりすることができます。
COPDについて相談してみたいと思った方へ
喫煙されている方や息切れなどの気になる症状がある方で、COPDに関する検査や受診を希望する場合には、呼吸器内科(内科)の受診をお勧めします。
関連情報
- 厚生労働省 : たばこと健康に関する情報
- 山口県 : たばこ対策について