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アライグマ、ヌートリアにご注意ください

更新日:2022年7月12日更新 印刷ページ表示

 

アライグマやヌートリアは特定外来生物です

特定外来生物の対応

アライグマやヌートリアは特定外来生物に指定されています。みつけたら不用意に捕まえず、その場所の管理者や農林水産振興課林務水産係までご相談ください。

 

特定外来生物について詳しくはこちら

アライグマ

現状

防府市内の中山間地域などを中心に生息し、果樹園やその周辺での被害が発生しています。最近では市街地での目撃情報も寄せられ、特に空き家などの周辺でよく目撃されています。

※アライグマを見かけたら農林水産振興課林務水産係までご連絡ください。(生息地の確認を行っています。)

特徴

体長40cm~60cm、体重3kg~8kg、尾長20cm~40cmで基本的には夜行性ですが、日中に目撃されることもあります。

雑食性で、果実、野菜、穀物、魚類などなんでも食べます。甘い匂いのする物には特に誘引されます。

目の周りは黒く、白い眉があるように見えます。見た目はタヌキとよく似ていますが、尾に黒色と茶褐色の縞模様があり、タヌキと区別することができます。泳ぎ、木登りが得意で、木だけでなくパイプなど様々なものに登ることができます。警戒心はあまりなく、人間の住み家のすぐ近くまで平気でやってきます。

年に1度春に3頭から5頭の子を産みます。繁殖場所として屋根裏や空き家などに住み着く場合があります。幼獣のうちは人に慣れますが、成獣になると気が荒くなります。学習能力は高く、手先が器用で力も強いです。

人と動物に共通する狂犬病などの感染症を媒介する恐れがあります。

※アライグマを見かけたらその場から静かに離れてください。

被害と対策

被害

食欲旺盛なため、農作物を食い荒らします。ニワトリ程度の大きさの動物であれば食料とみなし、家畜やペットを襲うといったこともあります。また、屋根裏に住み着かれると、垂れ流された糞尿が悪臭となり生活環境被害の原因となります。

対策

家庭菜園のある住宅では、収穫せずに廃棄するような作物はエサになるので、放置せずに処分するようにしましょう。また、住宅の屋根裏や小屋など侵入できないように、入り口になるような隙間はできるだけふさぎましょう。

防府市では、アライグマの駆除のための捕獲器の貸し出しを行っています。捕獲器の貸し出しを希望される方は農林水産振興課林務水産係までご相談ください。

ヌートリア

現状

平成27年度に本市で初めて捕獲して以降、市内全域から目撃情報が寄せられています。特に河川や水路、ため池などの水辺周辺での目撃が多く、また、農作物等への被害も報告されています。

※ヌートリアを見かけたら農林水産振興課林務水産係までご連絡ください。(生息地の確認を行っています。)

特徴

頭胴長50cm~70cm、体重4.5kg~7kg、全身は茶褐色で尾は黒く円筒状です。また、大きなオレンジ色の前歯が特徴です。

第二次世界大戦頃に毛皮を利用するために輸入されて、養殖されていましたが、その後需要の減少とともに野外に遺棄され、西日本を中心に各地に広がりました。

水辺付近でのみ生活する生き物で、川の土手に穴をほったり、水面に水生植物を集めたりして巣を作ります。

物をつかむことのできる小さな手と、水かきのついた大きな足を持っています。

水生や陸生の植物の葉や茎、根茎などを好んで食べる草食動物ですが、貝や甲殻類も食べることがあります。

早くは泳げませんが、泳ぎも得意で、頭だけ水面から出して、泳いでいる姿が見られることもあります。

年に2~3回繁殖可能ですが、春に出産することが多いようです。妊娠期間は約4ヶ月で、一度に1~12頭の子どもを産みます。

被害と対策

被害

農作物への被害はそれほど大きくはありませんが、地域によっては、少なからず被害が出ています。水稲の茎をかじられたり、イチゴやスイカ、キャベツなどの野菜や果物が食べられている地域もあるようです。

ヌートリアは分布域を拡大しているため、今後侵入した場所で生態系に大きな影響を与える可能性や、ヌートリアが掘った複数の巣穴によってため池や河川の堤防、田んぼの水路を決壊させる恐れも指摘されています。

対策

田畑周囲の草を刈り払い、見通しを良くすることと、巣穴周りの草を刈り払うことが効果的です。

防府市では、ヌートリアの駆除のための捕獲器の貸し出しを行っています。捕獲器の貸し出しを希望される方は農林水産振興課林務水産係までご相談ください。

 

アライグマ、ヌートリアの駆除と捕獲器の貸し出しについて

防府市では、生活環境や農林水産業または生態系にかかる被害の防止を目的として、アライグマおよびヌートリアの駆除のための捕獲器の貸し出しを行っています。捕獲器の貸し出しには要件がありますので、詳細は農林水産振興課林務水産係までご相談ください。

※捕獲器の設置期間中は、1日1回以上見回りが必要になります。

※捕獲器のエサについては、自身で交換・補充をしてください。