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第10回防府市景観賞が決定しました
第10回防府市景観賞が決定しました
建築物部門
住宅や店舗などの建築物を対象として募集しました。
応募数1件の内、優秀賞が1件でした。
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優秀賞:大正ロマン香る
撮影者:尾崎 ヒサ子
所在地:上天神町
選考委員コメント
レンガ調の外壁、窓上部の装飾・格子は、賑やかな当時のお土産屋の雰囲気を今に残している。
防府天満宮の参道前の観光地の賑わいを支え続け、旧山陽道、萩往還の名残をとどめる景観である。
風景部門 秋冬期
「樹木がある四季の風景」をテーマとして秋と冬の作品を募集しました。
応募数18件の内、最優秀賞が1件、優秀賞が4件でした。
最優秀賞:白い実と「レインボーあかね」
撮影者:重永 美智子
所在地:大字新田
選考委員コメント
秋には紅葉が人々の目を楽しませ、冬には真白い美しい実をつけるナンキンハゼ。
三田尻港に浮かぶ野島航路の定期船「レインボーあかね」。防府の冬の樹木が映える景観である。
優秀賞:みんなを見守っている大きな樹
撮影者:村田 宜子
所在地:伊佐江町
選考委員コメント
秋も深まり落葉樹の葉が落ちていくなか、クスノキは1年を通して緑の葉を茂らせ、公園を訪れる人々に安らぎと潤いを与えている。
鎮守の森のようなクスノキの木々の姿がとても印象深い景観である。
優秀賞:大きな銀杏の樹
撮影者:村田 宜子
所在地:大字伊佐江
選考委員コメント
光宗寺境内の古木である大銀杏の樹。秋に黄葉すると、さらに圧倒的な存在感を放ち、地域のどこからも眺められ、秋の深まりを告げる地域の象徴的な景観である。
優秀賞:山頂の夕暮れ
撮影者:石丸 弥智江
所在地:大字牟礼
選考委員コメント
昼間は人々で賑わったであろう大平山山頂公園の一角。
冬の夕焼けのやさしい光が、木々の陰影を明瞭に浮かび上がらせ、美しい景観を創り出している。
優秀賞:白化粧與三郎
撮影者:坪郷 盛也
所在地:車塚町
選考委員コメント
防府駅近くの市街地にたたずむ車塚古墳の中に奉祀される與三郎稲荷。降り積もった雪が周囲の木々を白く染め、稲荷神社の朱色を際立たせる。季節を色濃く感じさせる樹木と雪が織り成すいにしえから受け継がれた景観である。
風景部門 春夏期
「樹木がある四季の風景」をテーマとして春と夏の作品を募集しました。
応募数7件の内、最優秀賞が1件、優秀賞が3件でした。
最優秀賞:桜土手
撮影者:深野 誠司
所在地:大字高井
選考委員コメント
剣川の土手に咲く桜並木。地域住民により長年大切に見守り続けられ、桜並木と河川敷の風景が調和し良好な景観を形成する。一度は訪れていただきたい防府の桜の美しい景観である。
優秀賞:花見頃
撮影者:冨田 虎次郎
所在地:迫戸町
選考委員コメント
佐波川とまちをつなぐ玄関口に位置する桜本児童遊園。再整備され、連日親子連れなどで賑わう園内、土手のサクラと法面に植えられたシバザクラが、防府の春の訪れを感じさせる景観を創り出している。
優秀賞:GW前日の真っ白なハリエンジュの咲く風景
撮影者:重永 美智子
所在地:新築地町
選考委員コメント
埋め立てによって整備された新築地町の緑地に植えられたハリエンジュの樹。春に多くの美しい花々を咲かせ、夏に葉を茂らせるハリエンジュの樹は、葉に栄養を残したまま落葉することで土地を肥沃にする。周辺の木々とともに工場や倉庫が立ち並ぶ地区に潤いを与え、人々に安らぎを与える樹木が織り成す景観である。
優秀賞:晩夏
撮影者:尾崎 ヒサ子
所在地:国分寺町
選考委員コメント
山口県指定有形文化財である周防国分寺楼門を背景に、可憐に咲き誇る夏の花サルスベリ。
早朝の空、いにしえの楼門と、紅白のさるすべりが調和して、美しい郷土の景観を創り出している。