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第2回防府市都市景観賞が決定しました
第2回防府市都市景観賞が決定しました
建物部門
最優秀賞「株式会社 一馬本店」
所在地:三田尻
委員コメント
歴史の面影を残す三田尻地区で、明治から伝統を現在(いま)に伝える貴重な建物である。
まち並みに残る当時の繁栄の証として将来に残したい建物である。
優秀賞「防府エネルギーサービス株式会社」
所在地:鐘紡町
委員コメント
三田尻大橋の近くから見る景色は、かつてこの地区に工場群や煙突が立ち並び、防府市を工業都市として支えた戦後の原動力を思い起こさせる。
工場の移転など、時代とともにその姿は変化している。
しかしながら、夜にはライトアップされ、昼夜を問わず存在感のある工場には、物言わぬモノトーン色の景観がある。
優秀賞「住吉神社石造燈台そばの石段」
所在地:三田尻
委員コメント
住吉神社石造燈台は、萩往還に関わる遺跡として多くの人に知られている。
このように対岸からは、石段を見ることができ、階段、燈台、鳥居、神社が一体感のある奥行きを持った歴史景観となっている。
風景部門(テーマ 水に関連するもの)
最優秀賞「迫戸川」
所在地:迫戸町
委員コメント
数百年の歳月にわたり、佐波川の水を宮市地区に注ぎ続ける迫戸川。
農業用水路としての役割だけでなく、近隣の人々の暮らしを支えてきた迫戸川。
水と人々の暮らしの「歴史の足音」が聞こえてきそうな景観である。
優秀賞「佐波川」
所在地:本橋町
委員コメント
防府の町を古の時代より絶えることなく支えてきた母なる佐波川。
時には人々の暮らしに牙をむいた佐波川。
人々の暮らしをやさしく見守り続ける背後の右田ヶ岳とともに母なる佐波川の景観である。
優秀賞「野島矢立神社 五年祭神楽舞」
所在地:大字野島
委員コメント
景観は、自然風景だけでとらえがちであるが、五感で感じるものすべてが景観である。
「水」というテーマの応募作品の中で、伝統文化を景観としてとらえた作品であり、後世に守り・育て・伝えていきたい文化的景観である。