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第3回防府市都市景観賞が決定しました
第3回防府市都市景観賞が決定しました
建物部門
最優秀賞「テーラー伊藤」
所在地:宮市町
委員コメント
古代律令制時代、都と地方都市を結ぶ主要道として整備された旧山陽道と、参勤交代道である萩往還が重奏する沿道は、長い歴史を感じさせる様々な時代の建物が存在する。
この建物は、昭和初期に建築され、防府天満宮の宮前町として、宮市地区の歴史的な趣を今にとどめる貴重な建物である。
優秀賞「秋山家住宅」
所在地:大字牟礼
委員コメント
大平山の麓に建築された「いにしえ」を留める重厚な建物、棟門、石垣と土壁は、江戸末期に武家住宅として建築され、日頃からよく管理されている様子が伺える景観上重要な建物である。
優秀賞「防府天満宮大石段」
所在地:松崎町
委員コメント
防府市を代表する歴史的観光資源である防府天満宮。一の鳥居の「石大鳥居」をくぐり、進んでいくと参道から本殿へと繋がる大石段は、両脇の石灯篭とクスノキの木陰が醸し出す、多くの人々が踏みしめた歴史的景観である。
風景部門(テーマ 春)
最優秀賞「枡築らんかん橋と桜」
所在地:大字浜方
委員コメント
現在、工業地帯となっている大浜は、江戸時代中期から昭和30年代まで全国有数の塩の産地として栄えた。その入川沿いには、多くの桜が植えられており、防府市の春を彩る風景を作り出している。
作品は、その塩田と塩田を結ぶ通路としていくつか架けられた石橋のうち、唯一現存する石橋を背景に桜を撮影されたもので、防府市の歴史を伝える春の風景として残していきたい。
優秀賞「一本寒桜」
所在地:大字向島
委員コメント
向島小学校の正面玄関前に力強く生育する寒桜は、早咲きの桜として有名であり、毎年多くの人々が訪れる。
作品は、春を告げる寒桜とその桜を楽しむ人々を撮影した賑わいのある春の風景である。
優秀賞「阿弥陀寺参道」
所在地:大字牟礼
委員コメント
晩春に芽吹く木々の緑に包まれた参道を撮影された作品からは、澄んだきれいな空気があふれてきそうである。
優秀賞「防石鉄道列車展示品と桜」
所在地:八王子一丁目
委員コメント
防府駅から西に約350mにある鉄道記念広場には、旧防石鉄道の機関車と客車が展示されており、そこに植えられた桜がまちに春の訪れを感じさせる風景を創り出している。
優秀賞「防府天満宮しだれ梅」
所在地:松崎町
委員コメント
菅原道真公が愛した無数の梅の花が咲き誇る防府天満宮。紅、白のしだれ梅は、防府市の春の訪れを告げる代表的な風景である。