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茜島日記(令和2年3月)

更新日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

 

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3月31日 火曜日

“ご挨拶”朝8時30分。凪の中を連絡船は静かに三田尻港の桟橋を離れました。明日から本土で勤務する私にとっては、仕事として野島に渡るのは今日が最後になります。2年という短い期間でしたが、この茜島日記をご覧いただきありがとうございました。実は、ここ10日ばかり、ホームページのシステム更新に伴う影響で茜島日記を書くことが出来ない状態が続いています。今日は、手間が掛かり時間を食いますが、最後ですので別の方法で無理やり当日記を更新します。振り返れば、私が着任した当時、島の人口は100人を超えていました。しかし、その人口も僅か2年の間に90人を割ってしまっています。小さな離島への過疎化の波は避けて通れないものなのかもしれませんが、釣りのこと、自然のこと、ネコのこと等々、まだまだ、魅力あるものが島にはあります。どうぞ、皆さん、連絡船に乗って野島にお越しくださいませ!@追伸:茜島日記は、4月以降も新しい職員の手により続きますので、これまでと変わらずご覧いただきますようお願いします!野島漁村センター社会教育指導員:平井 

“一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい!”よく知られた中国の古諺です。島に釣りに来られる皆さんを見ていると、行きの船中から童心に返ったように幸せそうな顔をした人たちを見かけます。釣果云々以前に、魚と、そして海と真摯に対峙することで日常を忘れて時間を過ごせることへの期待感がそうさせているような気がします。先の古諺もそんな釣りの魅力を語っているのではないかと思います。今日は、残念ながら天気が下り坂ということもあり2人の釣り人しかいらっしゃいませんが、現在、アジの最盛期です!今から半世紀前、私も父に連れられて野島の波止に釣りに来ました。皆さんも、家族や友人を誘われて野島での釣りを楽しまれてください!最後に、くれぐれも安全とマナーに注意され、息の長い釣り人生を過ごされますよう祈念し、私の最後の釣情報を終わらせていただきます。そして、最後の最後になりましたが、取材にご協力いただいた釣り人の皆さん、お世話になりました。ありがとうございました(写真は、昨日、山陽小野田市のⅯさんが釣られた30センチ近いアジです!)

アジの写真です

 

3月19日 木曜日

”春の彼岸”茜島日記は、市のホームページのメンテナンスのため、しばらくお休みさせていただきました。さて、今月の17日から23日までは、春の彼岸です。そして、明日20日は彼岸の中日、春分の日です。東の波止手前の各墓には、島内、島外からお参りに来られた方たちの手できれいな花やシバが供えられています。

春の彼岸:花供え

”ちょっと休んでは釣れて”茜島日記を1週間ばかりお休みさせていただいた間も、天気の良い日は大勢の方が釣り(主にアジ釣り)に来られたようで、多い日は50人以上いらっしゃった日もあったようです。今日は午後から風が強くなり、波も高くなるとの予報ですが、15人ほどの釣り人がお見えです。新波止方面に向かわれたルアー釣りの親子連れと2人のメバル釣りの方以外は、東の波止周りでのアジ釣りです。長潮の今日は、しばらく釣れた後ちょっとの間釣れなくなるという状況を繰り返し、総じて見れば、だらだらと釣れ続く感じです。型は、平均20センチ強というところでしょうか⁈写真は、山陽小野田のⅯさんの午前中の釣果です❣

山陽小野田Ⅿさんの釣果

3月12日

木曜日

”青い鳥?”写真の鳥は、最近、漁村センター近くの電柱にとまっていた青っぽく見える鳥(青い鳥?)です。残念ながら種類はわかりませんが、渡り鳥だと思われます。最近、東の波止方面等に自転車を走らせていると、目の前を色々な色や大きさの野鳥が横切って飛んで行きます。海の中にある野島は、春になると北へ渡る鳥たちにとって一時休憩の場になっているのかもしれません。バードウォッチングに興味のある方、もしかしたら珍しい鳥に出会えるかもしれませんよ❣

青い鳥?

”盛況?”快晴、風・波ともに弱く、暖かくなるという今日は、家族連れや学校を卒業したばかりの生徒たち、そして常連さん達、計30人以上の釣り人がお見えです。ほとんどの人が東の波止周りでアジ釣りをされています。新型コロナウイルスのせいで、大相撲やプロ野球オープン戦等は無観客試合、春のセンバツ高校野球、その他各種の競技の大会等も中止・延期と、寂しいかぎりの状況ですが、野島の波止は賑やかです。朝の連絡船で来られた釣り人にとって、満潮が10時半頃の今日は、満ちと引きの両潮を挟んでの釣りとなったことから、波止の根元から先寄りまで、ほぼ全域で良い釣果があがったのではないかと思われます❣

東の波止のアジ釣り

3月11日

水曜日

”あの日から”関連を含めると犠牲者が2万人以上にのぼった東日本大震災から9年が経ちました。最近の新型コロナウイルス騒動で、この災害のことを忘れがちになってしまうのではないかと気になっていましたが、そんなことはないようです。今日、各公共施設等では、犠牲者の方々を偲んで弔意を表すために半旗が掲げられています。ここ漁村センターでも、強い風の中、朝から半旗を掲揚中です❣

東に本大震災半旗

”晴天、西北西の風強いながら…好釣果❣”晴天ですが、西北西の風が強く波もある中、複数の家族連れを含み10人ほどがお見えです。皆さん東の波止方面でアジ釣りです。今週に入ってから、元から東の湾に入っていたアジの群に25~27センチクラスの良型の群が加わったようです。今日も、良型を混じえながら良く釣れています。昨日の午後の連絡船で来られて夜釣りをされた宇部のNさんは、中波止中心に良型のアジを数釣られていました!今のところ、昼間は東の波止周り以外釣れないようですが、夜は灯りのある中波止方面までアジが出張っているのでしょう!なお、多少型の良いメバルが釣れ出したとの情報もありました‼アジ、メバルとも、最盛期に向かいつつあるのでしょうか⁉

東の波止周りのアジ釣り

3月10日

火曜日

”雨に煙る”昨日の晴天とは打って変わって、昨晩から降り出した雨が続いています。比較的気温が高いせいでしょうか、海上は雨で煙って視界が悪くなっています。沖を通る貨物船が自船の位置を知らせるために頻繁に汽笛を鳴らしています。さすがに昼前になると雨も降り飽きたようで、少し空が明るくなってきました。どうやら午後からは雨が上がるみたいです!

雨に煙る海

”釣れます・・・鳥も!”写真は、よくアジが釣れた昨日の東の波止周りでの釣りの一場面です。ご覧のとおり、釣れているのはアジではなく鳥です!この鳥、以前にもご紹介した冬の渡り鳥『ウミアイサ』ですが、あまり人を恐れず、釣り人の投げた仕掛け付近に来て、潜って魚を捕っています。(ウミアイサが来ると、その周りの魚の食いが落ちます。)写真のウミアイサは、潜水中にサビキに掛かったとのことです。網ですくわれ、足に絡んだ仕掛けを外してもらった後に解放されましたが、しばらくすると性懲りもなくまた仕掛付近を泳ぎ回っていたとのことです‼困った鳥です❣

アジのサビキ仕掛けに掛かったウミアイサ

3月9日

月曜日

”ポカポカ陽気”風も弱く、朝から気温が上昇し、島はポカポカ陽気です。小・中学校のもう少し先の大笑い観音手前では、写真のように菜の花が元気に咲いています。今週は、今夜から明朝にかけて雨が降る以外は、天気予報に傘マークは見当たりません。最高気温も15度以上で推移するようです。春本番になって、気温の上昇とともに悪いウィルスも去ってくれれば良いのですが・・・‼

東の菜の花

”やはりいました!”家族連れを含め、30人余りの釣り人がお見えです。新波止へメバル釣り1人、アジ釣り1人が向かわれた以外は、皆さん東の波止周りでアジ釣りです。釣れるアジは、先週より幾分平均サイズが良くなったように見えます。下の写真で真ん中に大きく写っているのは、小郡のベテラン釣り師Tさんが竿を出されてすぐに釣られた30センチオーバーのアジです。以前から、アジの群の中にけっこう大きな魚体が見えていましたが、やはりこんな大物が混じっているのですね❣

東の波止の大アジ

※釣り人の皆さんへ‼これまで何度もお願いしていますが、ご自分の出されたゴミ(可燃ゴミ、不燃ゴミ、ビールやジュース類の空き缶)は、必ずお持ち帰りください!

3月5日

木曜日

”ひっそりと”今日は、冬の寒さでじっとしていた虫たちが動き始めるという『啓蟄』です。昨夜は強めの風が吹き、今朝の連絡船が野島へ向かう頃にも、まだウネリが残っているような状態でした。連絡船の中は、本来なら居るべき小中学生たちが新型コロナウイルスのせいで休校のため乗船しておらず、寂しいものです。野島の西の浮桟橋には、近々やって来る「レインボーのしま」のために、これまでの定位置を空けた「のしま」が係留されています。

西の浮桟橋に繋がれた「のしま」

”アジ釣り三様”風、波ともに強く、雨もパラつく上に気温もだいぶ下がった事もあり、釣り人はいらっしゃいません。東の湾内でアジが好調ですが、釣り人の釣法は以下の三つに分かれるようです。最も多いのは、広範囲に探ることができるサビキの遠投浮き釣りです。ちなみに、東の波止から釣る場合は、ウキを外して真下(竿下)でも釣れます。その次に多いのは、細めの磯竿やハジキ(延べ竿)を使い、撒き餌を打ってのフカセ釣りのようです。特にハジキは、アタリがダイレクトに来るので釣りごたえがあります。最後に、若い人を中心に多いのがルアー(アジング)ですが、見ていると、ルアーに喰い付いてくるアジは型の良いものが多いようです。明日は、凪ぐようです。各人、思い入れのある釣法で、野島のアジ釣りを楽しみにお越しくださいませ❣(写真は、一昨日の東の波止の様子です!)

東の波止のアジ釣り

3月3日

火曜日

”W(ダブル)工事”下の写真は、漁村センター屋上付近を写したものです。これまで無かった新しいアンテナが付いています。携帯電話の電波を拾うアンテナを設置するため、公有財産である当センターの屋上の一部をお貸しすることになり、昨日から明日までの間で設置工事が行われています。現在、漁村センター1階では診療室の改修工事を行っており、このアンテナ設置工事と合わせて、上も下もなかなか賑やかです!

漁村センター屋上

”おむすびくわえたドラ猫”15人以上の釣り人がお見えです。3人が中波止や新波止に向かわれた(たぶんメバル)以外は、東の波止のアジ釣りです。その中には、1ヶ月以上ご無沙汰の宇部市小野のKさんの姿も…。なんでも、農作業中に手を怪我されて、ギプスがとれたばかりとのことです。今日は、久しぶりの釣りで、嬉しくてしょうがないとのこと!その釣りの最中、島ネコの「おっかさん」がKさんのおにぎりをくわえて持って逃げようとする事件(未遂)がありましたが、その後、やさしく半分を分け与えてやっていらっしゃいました(写真)。東の波止のアジの釣果は、午前中、50~100匹前後釣られた方が大半のようで、好調のようです!一方、メバル釣りは、中のお1人、小郡のベテラン釣り師Tさんが『ダメじゃ!』と言われて東の波止のアジ釣りに変更されたところを見ると、芳しくはないようです。

Tさんと「おっかさん」

3月2日

月曜日

”残念だけど・・・”3月になりました。本来なら、卒業式を迎える頃ですが、新型コロナウイルスの影響で多くの学校の卒業式が規模の縮小や参列者の削減等、多大な影響を受けています。ここ野島でも、小・中学校の卒業式が今週の土曜日(7日)に行われる予定ですが、在校生の出席も叶わないまま挙行されると聞きました。致し方ないことですが、10人余りの少ない人数で兄弟のように仲良く学校生活を送った卒業生、在校生にとっては、最後に残念なことになってしまいました。しかし、これからも運動会や文化祭等の行事や、海水浴、魚釣り等で、島にやって来る機会は一杯あります。卒業生、特に中学校を卒業する3人・・・頑張ってね~❣

卒業イラスト

”魚は潮に正直なもので・・・”この土・日は、多くの釣り人がお見えになったようです。休み明けの今日は、9人の釣り人が来られています。皆さんアジ釣りで東の波止に入られました。今日は小潮。朝が干潮、昼過ぎが満潮のため、午前中は満ちの潮を釣ることになります。この前から書いていますように、満ち潮時は波止の先寄りが良く釣れるようで、今日も午前中は下の写真に写る浮桟橋付近から先で数釣れていたようです。(潮が満ちに変わる午後からは、根元寄りで釣れる・・・はずです⁉)さて、先週のアジは17~18センチの小型中心でしたが、今日のアジは、小型が多いながらも20センチオーバーの混じる割合が増えているように見えました。少し大きめのサイズの群が入ってきたのでしょうか⁈ところで、とんと状況が分からないメバルですが、湾内に浮かんでいる船の下に、けっこう型の良いのを見かけるようになりました!

東の波止、浮桟橋付近

   

本年度4月から2月の茜島日記

茜島日記