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庁舎建設調査特別委員会委員長 田中健次
1.視察日程 | 令和元年7月30日(火曜日)~8月1日(木曜日) | ||||||||||||||||||||
2.視察委員 | 田中健次委員長、高砂朋子副委員長、今津誠一委員、河杉憲二委員、河村孝委員、曽我好則委員、田中敏靖委員、藤村こずえ委員、三原昭治委員、山本久江委員、吉村祐太郎委員 | ||||||||||||||||||||
3.視察地 | 岐阜県土岐市(人口:57,827人、面積:116.02平方キロメートル) | ||||||||||||||||||||
4.調査事項 | 岐阜県土岐市:市庁舎建設について | ||||||||||||||||||||
5.調査概要 | 庁舎建設に一足先に取り組まれ、既に庁舎が完成している土岐市(岐阜県)、半田市(愛知県)、伊賀市(三重県)の取組状況を視察調査しました。 建設された新庁舎の規模、工事費などは(表)のとおりで、そのほか、特徴的なことは次のとおりです。 ■建物の形状 土岐市は、「片廊下式」の空間配置、他の2市は「ロの字型配置」で、土地の形状とも関連しますが、一長一短があります。 吹き抜け空間( 半田市、伊賀市) も、プラス面(自然換気、自然採光)とマイナス面(床面積の確保)があります。 ■建設単価 1平方メートルあたり、土岐市41万円、半田市34万円、伊賀市36万円。建設コスト削減に努力。 ■防災対策 建物の免震構造設計、非常用発電機、災害用貯水槽、非常用排水槽などの設置を取り入れている。 ■環境面への配慮 自然採光、自然換気による省エネ工法を採用、井戸水、雨水のトイレ活用など。 ■文書管理 土岐市では事前にファイリングシステムを導入し、書類が1/3に縮減され、文書管理の見直しは必要と感じた。 ■ワンストップ窓口 3市とも採用しないで、低い階に窓口課を集め、市民の動線に配慮している。 ■まとめ 市庁舎の基本設計、実施設計を進める上で参考となる様々な知見が得られた。
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