本文
総合交通体系調査特別委員会の行政視察報告を掲載しています
総合交通体系調査特別委員会行政視察報告
総合交通体系調査特別委員会委員長 河杉 憲二
1.視察日程
|
令和5年1月24日(火曜日)~26日(木曜日)
|
2.視察委員
|
河杉憲二委員長、森重豊副委員長、青木明夫委員、石田卓成委員、上田和夫委員、宇多村史朗委員、清水力志委員、高砂朋子委員、松村学委員、三原昭治委員、村木正弘委員、和田敏明委員
|
3.視察地
|
兵庫県神戸市(人口:1,525,152人、面積:557.02平方キロメートル)
岐阜県美濃加茂市(人口:56,689人、面積:74.81平方キロメートル)
岐阜県関市(人口:85,283人、面積:472.3平方キロメートル)
|
4.調査事項
|
兵庫県神戸市:地域コミュニティ交通導入事業について
まちなか自動移動サービス事業について
岐阜県美濃加茂市:あい愛バス運行事業について
岐阜県関市:公共交通ネットワークの構築について
|
5.調査概要
|
■地域コミュニティ交通導入事業について (兵庫県神戸市)
既存の公共交通サービスが行き届いていない地域において、地域住民・運行事業者・神戸市等が連携し、地域の実情に応じた新たな地域コミュニティ交通の導入を支援する取り組みを実施されていました。主なものとしては、デマンド交通、コミュニティバス、乗り合いタクシーの導入などの取り組みを実施されており、新たな地域公共交通導入プロセスとして、大変参考になりました。
■まちなか自動移動サービス事業について(兵庫県神戸市)
ニュータウンの人口減少、高齢化、バス路線の廃止などの課題解決のため、国の未来技術社会実装事業の採択を受け、2016年から自動運転サービスの実証実験をされていました。先進的な取り組みとして興味深い内容でした。
■あい愛バス運行事業について(岐阜県美濃加茂市)
既存のコミュニティバスの利用者減少に伴い、路線や運行本数の増便(毎日運行、1日8便)、通勤・通学に配慮した運行ダイヤへの改正、キャッシュレス決済の導入などにより利便性が向上し、利用者の大幅増を実現されていました。本市のデマンドタクシーにおける利用者増につなげるための取組事例として大変参考となりました。
■公共交通ネットワークの構築について(岐阜県関市)
地域住民主体のバス運行協議会を設立し、市が各地域に補助金等を交付し、地域内自主運行バスを実施されていました。運行方法や運行ダイヤは地域主体で決定されており、各地域での運転手の確保などが今後の課題とのことです。特別委員会として、地域ごとの交通課題の解決に向けた施策を引き続き提案していきます。
|