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上下水道事業について紹介します

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年11月10日更新

上下水道事業について紹介します

どんな事業を行っているの?

 防府市上下水道局では、3つの事業を地方公営企業法適用事業として経営しています。

1 水道事業

 豊富な佐波川の地下水(伏流水)を水源地からくみ上げ、きれいにした後に、家庭などへ必要な量の水を送る事業です。

2 工業用水道事業

 工場では、製品を製造する過程で冷却や洗浄のために、たくさんの水を使用します。そのために必要な水を専用の水道管で企業へ送る事業です。(現在1社)

3 公共下水道事業

 【汚水事業】家庭などで使われ、汚れた水を下水道管を通じて防府浄化センターまで流し、きれいにした後に海に放流する事業です。

 【雨水事業】たくさん降った雨による低い土地の浸水などを防ぐために、雨水を海や川に放流する事業です。

上下水道事業の紹介

 水道事業と下水道事業についてご紹介します [PDFファイル/756KB]

経営の仕組みはどうなっているの?

 地方公営企業である防府市上下水道局は、地方公営企業法により「経済性」と「公共性」の2つを基本原則とし、「独立採算制」による経営が原則です。「独立採算制」とは、市民の皆様に、安心して水道水や下水道をお使いいただくために必要な施設の整備と維持管理の経費のほとんどを「水道料金・下水道使用料」で賄っていることです。

 なお、公共下水道事業の「雨水事業」について、雨水は自然現象が原因であることと雨水を排除することは多くの人の利益となることから、事業に関する経費は税金(公費)で賄っています。

資金の流れ

 ➀上下水道事業では、施設建設に莫大な資金が必要です。そのため、資金を国等から借り入れます(企業債)。

 ➁その資金で施設を建設します。

 ➂その施設を利用し、安全な水を送ったり、汚れた水を処理します。

 ➃その対価として、使用者の皆様から水道料金・下水道使用料をいただきます。

 ➄その水道料金・下水道使用料で借入金を返済します。

 このような仕組みで、防府市上下水道局では日々健全な経営に努めています。 

会計の仕組みはどうなっているの?

 公営企業では、「公営企業会計」という方式を採用しており、例えるならば経営に3つの財布を使っています。

会計について

 会計の仕組みはどうなっているの? [PDFファイル/1.8MB]

<1つ目の財布:赤色の財布>

 この財布は「収益的収支」と言い、市民の皆様からいただいた水道料金や下水道使用料が収入となり、水道水の供給や汚れた水をきれいにするために必要な費用を支出しています。皆様のご家庭で例えると、毎月お給料をいただいた中から食費や光熱水費などを支払う、日常的に使う財布です。

<2つ目の財布:黄色の財布>

 この財布は「資本的収支」と言い、新しい施設の建設や老朽化した施設の更新に係る費用を管理しています。国からの補助金や企業債などが収入となり、建設や更新に係る費用や借入金の返済金などが支出となります。支出額が大きいため、この財布は基本的にお金が足りなくなります。皆様のご家庭で例えると、マイホームを建てる時などの大きな買い物をする時に使う財布で、住宅ローンの借入れなどの収入と工事費やローンの返済などの支出を管理します。

<3つ目の財布:緑色の財布>

 この財布は「内部留保資金」と言い、現金支出のない減価償却費と1つ目の財布から出た利益を貯めておく財布です。2つ目の財布はお金が足らないため、この財布から不足分を補います。皆様のご家庭で例えると、マイホームを建てる時などの大きな買い物に備え、1つ目の財布から積立貯金をしたり、余ったお金を貯めておく財布です。

※減価償却費…建物や機械等の固定資産の取得価額をその耐用年数に応じて、各事業年度ごとに配分する経費です。取得に要した金額は、取得した時に全額必要経費に計上するのではなく、その資産の使用可能期間の全期間にわたり分割して必要経費としていくべきものであるという考えから、例えば、令和5年度に100万円で購入したものを10年かけて償却するとした場合、10年後の令和14年度までの各年度に10万円ずつ経費として計上することになります。こうすると、毎年度経費として計上する10万円は実際には現金の支出が伴なっていないことになるため、結果的に企業内部に減価償却費に相当するお金が残ることになります。

 

 以上のことから、1つ目の財布で利益を出して、3つ目の財布にある程度貯金をしておかないと、2つ目の財布で施設の整備や更新ができず、安定した事業経営ができないことになります。

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